白い小さな花がぶら下がるようにたくさん咲いていました…♡
木の下には花たちが落ちて白い絨毯のようになっています。
エゴノキとは?🔍
エゴノキは樹高は7〜8mで木肌の色は灰褐色で縦に細い筋があるのが特徴 🌳
新緑の時期、春から初夏の前の少し暑さを感じる時期の4〜5月頃に白い花を咲かせます。
花には可憐で甘い香りがします。😽
葉は春から初夏にかけて美しい新緑、夏は深い緑色になります。🎐
そして、くるくると回りながら落ちる花の様子に風情があり、
流れ星を眺めるかのような味わいもあります。
和洋問わず庭木のシンボルツリーとしても人気があるそうです。✨
学名:styrax japonica科名,属名:エゴノキ科、エゴノキ属分類:落葉高木別名:チシャノキ、ロクロギ、セッケノキ、ドクノミ
🌸japonicaの名前は江戸末期に来日したシーボルト(オランダ商館に医師として来日した人物)が名付けたのが由来だそうです。

白雲木(ハクウンボク)との見分け方 🤲
何の花か調べると白雲木…と思いきや
エゴノキであることがわかりました。とてもよく似ています。
分かりやすい見分け方は2つ。✌️
一つ目は葉っぱの形 🌿
エゴノキの葉は細長い形で白雲木の葉は丸くて大きい。
2つ目の見分け方は花の成り方 🌸
エゴノキは長くぶら下がるように咲きますが、白雲木は花柄(かへい)が短いそうです。
両者ともエゴノキ科のエゴノキ属で近種であることがわかります。
ちなみにですが、
「白雲木」は白い花が空に浮かぶ雲のように見えたことから名付けられたそうです。
なんだかメルヘンな由来ですね。☺️☁️
※エゴノキは英語でJapanese snowbell これまた可愛らしい名前ですね。⛄️❄️
エゴノキによってくる動物
エゴノキの魅力はたくさんあると思いますが、
エゴノキにはある動物が寄ってきます。🧐
それは「ヤマガラ」という鳥です。🪽💛
実際に観察したことがありますが、青と茶色のコーデイネートが可愛らしい鳥ですね。
夏から秋にかけて成るエゴノキの実を食べるそうですね。
エゴノキの実の果皮には毒性があるため、小さなお子さんなどが誤って食べないように
注意が必要ですが、脂質を多く含み野鳥のヤマガラにとっては大切な栄養源になるそうです。
エゴノキから石鹸❓
なんと、エゴノキから石鹸ができるそうです。🧼
先ほどエゴノキの果皮には毒性があると書きましたが、
「エゴサポニン」という界面活性効果のある成分が含まれています。
簡単な作り方は実をつぶして水を加えるだけ。これだけで泡立ち石鹸として使えるそうです。🤲🚿
※石鹸が汚れを落とす仕組み👉混ざることのない水と油の境界線(界面)を活性させてなじませて汚れを水と一緒に流させる
エゴノキの香り 🌸
落ちていたエゴノキの花
エゴノキの樹脂は香油にも使われるそうです。💐
香りの種類はバルサム、暖かく深みのある甘い香り。
同じような香りでは安息香(ベンゾイン)があり、こちらもエゴノキ科で
香水作りに使われることが多く、古代エジプト時代に防腐剤として
使われた植物の一つだそうですね。
※安息香(ベンゾイン)…ツツギ目エゴノキ科、エゴノキ属のアンソクコウノキ、またはその他同属植物が産出する樹脂のこと
今回は、
白い花をぶら下げている様子がなんとも可憐で気になり、調べたことをまとめてみました。
エゴノキは日本全国に分布し公園などにもよく植えられていて
花の様子や香り、実を食べにくるヤマガラを
観察するのも日頃の生活に
きっと、
面白味が増えますね。🪿🩵